2025年11月のお知らせ

電気工学専攻博士前期課程2年の村田亜優さんが電気学会A部門大会にて「若手ポスター優秀賞」を受賞!

2025年9月3日に芝浦工業大学で開催された令和7年電気学会・基礎・材料・共通部門大会にて、電気工学専攻博士前期課程2年の村田亜優さんが「若手ポスター優秀賞」を受賞しました。受賞の対象の論文は、電気学会A部門大会で発表された以下の論文です。

論文名: Consideration of High-Resolution Multipoint Strain Sensing Using Fiber Bragg Gratings with Identical Wavelengths
同⼀波⻑のファイバブラッググレーティングを⽤いた多点ひずみセンシングの⾼分解能化⼿法の検討(日本語)

本研究では、光ファイバセンサであるファイバブラッググレーティング(FBG)の多点計測性能を向上させることを目的として、機械学習を用いた同一波長多重化手法を提案しています。従来、同一波長のFBGを多重化した場合には、反射スペクトルが複雑に重なり合うため、個々のピーク波長を正確に解析することが課題になっていました。本研究では各FBGの反射レベルに固有の特徴を持たせ、畳み込みニューラルネットワークに学習させることで、重なり合ったスペクトルから個々のFBGのピーク波長の検出を行いました。検証の結果、複数の同一波長FBGに対して、ピコメートル分解能で検出できることを示しました。

受賞おめでとうございます。

電気工学専攻博士前期課程2年の村田亜優さんが電気学会A部門大会にて「若手ポスター優秀賞」を受賞!