お知らせ

Best paper awardを受賞

大隅歩助教、電気工学専攻修了の大喜多雅士さん(現凸版印刷株式会社)、興津和弥さん(現本田技研工業株式会社)、伊藤洋一特任教授が、Use 2017にてBest paper awardを受賞しました!

平成29年10月26日宮城県多賀城センターで行われた The 38th Symposium on Ultrasonic Electronics (Use 2017)でBest paper award を受賞しました。この賞は、超音波に関する科学と技術の発展に顕著な貢献が期待される研究成果をシンポジウムにおいて発表し、Japanese Journal of Applied Physicsに論文として公表した研究者個人または研究グループを対象としている賞であり、約100件の論文の中から2~3件選出されます。 受賞論文は、[Detection of crack in a shallow layer of mortar by using a harmonic component of very high intensity aerial ultrasonic waves, Japanese Journal of Applied Physics 56, 07JC12 (2017)]です。

この研究は、建築資材浅層にあるき裂を非接触で検出し、映像化する研究です。近年、高度経済成長期に作られた構造物の劣化が問題となっており、崩落事故なども起きています。そのような中、ますます非破壊検査の重要性は増していますが、規模が大きく広大な建築物やトンネルは検査に時間がかかるため、高速かつ広範囲な計測が可能な非接触での非破壊検査法の開発が期待されています。 受賞論文では、これまで難しいとされていた非接触での超音波検査の新しい手法である非線形空中超音波法を用いた高精度かつ高感度の計測手法を提案し、検証しています。 今回の受賞は、構造体浅層に潜む微小なき裂を非接触かつ高精度で検出できる手法の提案とその実証が高く評価されました。

応用音響・環境工学研究室
伊藤先生,大隈先生