バリウムイオン含有高分子膜のYAGレーザー重合
日立製作所・日立研究所との共同研究により、バリウムイオンを含有させた高分子膜をYAGレーザーの照射によって重合させた。この方法は従来の熱重合と光重合の両者の長所を生かしたもので、レーザー光の照射部分が他の部分よりも屈折率が高くなり、屈折率分布型の薄膜が形成された。
バリウムイオン含有高分子膜のレーザー重合回路図と赤外分光特性


直線状に屈折率分布を作成した膜の干渉縞写真とヌープ硬度観測写真


- 研究業績
- 鈴木、谷山、升谷:「バリウムイオン含有高分子膜のレーザー重合」レーザー学会誌、Vol.13, No.8 (1985) p.635 - 642
- 鈴木、浅見、谷山、升谷:「YAGレーザーによるBa2+含有屈折率分布型高分子薄膜のレーザー重合」レーザ ー学会誌, Vol.14, No.5 (1986) p.364 - 369
- 鈴木、浅見、谷山、升谷、寺尾、江口、射場本:「Ba2+含有屈折率分布型高分子薄膜のレーザー重合に関する 基礎研究」電気学会、光・量子デバイス研究会資料,OQD-86-83 (1986) PP.47-53
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