マイクロ波放電による高調波発生法
- 空気のマイクロ波放電電圧の測定中に、何らかの適当な条件のもとではマイクロ波放電から相当大きな雑音らしいものが発生することに気付いた。そこで種々の試みの末に、Q の低い放電キャビティを用いて、気圧・放電ギャップの長さ・放電部付近の回路条件を適当にすると、相当な能率で高調波が発生することを見出した。
- 実験装置と放電キャビテイ及びプラズマの発光写真


- 研究業績
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- 植之原、升谷、植之原、稲田:「極超短波放電を利用した極超短波帯大電力間周波数逓倍装置について」応用物理、Vol.26 (1957,S32) p.358 - 362
- Uenohara, Uenohara, Masutani, Inada:「」I.R.E. Vol.45 (1957,S32) p.1419 -1420
- 植之原、植之原、升谷、稲田:「極超短波放電から発生する高調波について」電気学会誌、Vol.78 (1958,S33) p.898 - 907
- Uenohara, Uenohara, Masutani, Inada:「On the Harmonics Radiating from Microwave Discharge in Air」I.R.E.Tube Conference (1959,S34 June)
- 武中、中田、升谷:「マイクロ波放電による高調波の発生法」電気学会誌、Vol.84 (1964,S39) p.961 -969
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