肺癌のレーザー診断・治療に関する研究

色素レーザーの材料として使われている、ローダミン123という蛍光物質を肺癌の診断と治療に用いる研究を日本大学医学部第一内科岡安大仁教授や升谷雅行博士等のグループと共同で行った。その結果、ローダミン123の癌親和性と蛍光残留特性から診断への有意性を、殺細胞効果から治療への応用を提言している。

実験装置とローダミン123

癌細胞の蛍光顕微鏡写真

(1:HeLa, 2:CaSki, :3:A549, 4:SCC9, a:Rh123接触直後、 b:4時間後)

子宮頚癌の培養株であるHeLa細胞(1:腺癌)とCaSki細胞(2:偏平上皮癌)及び、肺癌の培養株であるA549(3:腺癌)と舌癌の培養株であるSCC9(4:偏平上皮癌)をフルレイヤーの状態まで培養し、ローダミン123を10分間接触させ、その後培養液で3回洗浄している。


研究業績
左から、日刊工業新聞(昭和61年1月24日)・朝日新聞(昭和61年2月4日)・東京新聞(昭和61年2月17日)・毎日新聞(昭和61年2月10日)

雑誌(日経エレクトロニクス)

雑誌(日経メデイカル)・新聞:日本経済新聞(昭和61年2月4日)

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